設備紹介
技術だけでなく、効果・安全が実証された「設備」が合わさることで、
質の高いパフォーマンスを生み出します。
すべては、患者さんの「笑顔」のため。
厳格なヨーロッパ基準を
クリアした滅菌システム
患者さんのためにも、そして共に働いてくれるスタッフのためにも、院内の衛生管理・感染予防体制の構築は大切です。当院では、世界標準の滅菌システムを専任のクリーンスタッフが運用しております。それぞれご紹介いたします。
かかりつけ歯科医機能強化型診療所
若林歯科は厚生労働省が認定した「かかりつけ歯科医機能強化型診療所(か強診)」です。
かかりつけ歯科医機能強化型診療所は、「むし歯・歯周病などの歯科疾患の進行を防ぎ、歯を健康に保つために、定期的なメンテナンスを提供する歯科医院」と認定された歯科医院のことを言います。
認定を受けるためにはいくつもの厳しい施設基準をクリアする必要があり、その中には「感染症対策の一環として、専用機器を用いた洗浄・滅菌処理を徹底する」という項目があります。
※かかりつけ歯科医機能強化型診療所に認定されている歯科医院は全国でも約18.5%だと言われています。
オートクレーブ
「Lisa(リサ)」というヨーロッパ基準(EN13060)で厳しい基準をクリアしたクラスB規格の滅菌器(オートクレーブ)を使い、すべての治療器具の滅菌を行っております。
この機器は、今まで洗浄が難しかった部分の洗浄も可能になり、滅菌・衛生管理という面でのクオリティが格段に上昇しました。
ハンドピース滅菌器①
通常では洗浄が難しいハンドピースに付着した切削カス・血液・唾液などを機器の内部から高レベルで滅菌することができます。
これはドイツのシロナ社の滅菌器(DAC)で、世界水準の機器となります。世界でもまだ導入している医院が少ない高精度滅菌システムです。
ハンドピース滅菌器②
MELAG社のMELAquick12+というハンドピース用の滅菌器です。当院ではすべての患者さんに滅菌されたハンドピースを利用しています。
ジェットウォッシャー
これは、今までの洗浄機や手洗いでは難しかった複雑な構造を持った歯科器具もしっかり洗浄します。また、血液や唾液といったタンパク質が凝固しない55℃の温水で効果的に洗浄を行ない、弱アルカリ性の専用洗浄剤で洗浄を行うのですべての汚染を効果的に落とします。
その他、超音波殺菌やアルコール滅菌機器なども活用し、滅菌したものは「滅菌パック」に入れ、治療直前まで滅菌状態を保ちます。
CT(三次元立体画像撮影装置)
-これまで見えなかったものを
可視化します
機器導入には多額の設備投資が必要となります。
当院には健康に関心のあるたくさんの方が来院され、「皆様の健康維持のために還元したい」という院長の思いで、導入が実現しました。
CTとは、従来の平面的(二次元)なレントゲン写真を立体的(3次元)に見ることができる装置で、骨の中に埋まっている歯の根の状態・曲がり具合・重要な神経や血管の位置などを正確に把握することができ、抜歯やインプラントなどの外科処置や歯周病の進行状態、歯の神経の治療(根管治療)などに威力を発揮します。
歯科用CTでの撮影画像をもとに的確な治療計画を立てることは、安心な治療への第一歩です。適切な治療方法を導くことは治療期間の短縮にもつながります。
その他、用途に合わせて、「二次元のパノラマレントゲン」や、数本の歯を精密に分析できる「デンタルレントゲン」を併用します。
マイクロスコープ
(歯科線用顕微鏡)
-ミクロン単位の精密治療のために
マイクロスコープとは、治療部位を高倍率で拡大する歯科用顕微鏡です。
歯科治療においては、どれだけしっかりと問題部位を確認できるかが成功の成否を分けますので、成功率を上げるためには欠かすことができない機材になります。
下記の動画はマイクロスコープを活用した治療動画になります。肉眼では見る事の出来ない視野で治療を行う事ができます。
当院でマイクロスコープを導入することにより、治療の精度が格段に上昇しました。またこの設備は治療風景を動画で撮影できますので、患者さんへの説明ツールとしても活用しています。
また、ケースによってはマイクロスコープではなく、歯科用ルーペというものを利用することもあります。これも視野を拡大する機器です。
どのような治療をするにも当院では「精度」にこだわった治療を心掛けています。
歯科用レーザー機器
当院では各種レーザー機器を導入しています。
代表的な「ダイアグノデント」「炭酸ガスレーザー」に関してご説明いたします。
ダイアグノデント
この装置は初期むし歯の発見に大きな効果を発揮します。初期段階のむし歯には痛みがなく、かつ、経験豊富なドクターでも判別しにくい特徴があります。そこで活躍するのが「ダイアグノデント」です。この装置のメリットについてご紹介します。
- 「経験や勘」ではなく、データでむし歯の有無を判断
- 従来は発見が困難だった小さなむし歯を早期発見
- むし歯検出率90%という高い信頼性
- 治療後にも再チェックするので、再発リスクを軽減
むし歯治療において大切なことは「むし歯の診断」です。
従来は、ドクターによる視診(肉眼での目視)や歯科用顕微鏡(ルーペ)、そしてレントゲンによる診断が主流でした。
しかし、右のむし歯検出率の統計データをご覧頂くと、ダイアグノデントのむし歯検出率が90%と突出して高いことが分かります。逆に視診による診断は12%と、単純計算でも10回中9回は健康な歯をむし歯と診断していることになります。レントゲンを利用しても50%未満。
これではいけません。
当院ではこの機器を利用し、早期のむし歯発見の取り組みを実践しています。
炭酸ガスレーザー
歯周病治療、むし歯治療、口内炎、歯肉の黒ずみ除去、外科処置、止血などに利用しています。
位相差顕微鏡(歯科専用顕微鏡)
-細菌レベルでの
アプローチを行います
全国に歯科医院は約67,000件ありますが、むし歯はもとより歯周病の患者は減っていません。それはこれらが細菌による感染症であるということをきちんと理解していないからではないでしょうか?
いくら歯垢や歯石を除去したとしても歯周病・むし歯は良くなりません。これらは「感染症」ですので、そもそもの原因となっている「原因菌」へのアプローチが必須です。
当院では、その細菌へのアプローチをしっかり行うため、従来のレントゲン検査、歯周ポケット検査や生活習慣の問診に加え、「位相差顕微鏡」を活用し、細菌を目で確認することを行っています。
5分でむし歯リスクが分かる
「唾液検査」
当院では唾液検査装置「デントカルト」を導入しています。
唾液検査という言葉自体、あまり馴染みがないと思うのですが、お口の健康状態、むし歯のなりやすさ様々な情報を得ることができます。
デントカルトは歯科先進国である北欧の歯科大学や公的機関の予防歯科でも使用されており、最も信頼性の高い唾液検査がデントカルトといえます。
問診や検査では把握できない、目に見えない虫歯、歯周病のリスクを明確にすることができます。
説明用デジタルツール
-納得されるまで説明いたします
当院では専門家の立場から、どのような治療法があるのか、どの治療法が患者さんには適切なのかをアドバイスさせて頂きます。その際、患者さんの「理解」を得られないまま、「単に説明した」というレベルでは全く意味がありません。
患者さんの理解と納得があって初めて「説明した」と言えます。
そのため当院では、患者さんの年齢や趣向に合わせ、様々なツールを利用し納得して頂くまで説明をしております。その中でも、「デジタルの情報提供ツール」は患者さんに分かりやすいと評価を受けています。
その他、治療中や治療後のお口の状態を患者さんと共有するため「口腔内カメラ」「ペンカメラ」などを利用していの説明も行っています。
口腔内スキャナー
-口腔内の型取りが簡単で正確に
当院には口腔内スキャナー(デジタル)を計3台導入しております。
型取りを行う際、口腔内スキャナーが登場する前まではシリコン印象材という粘土のような材料をお口に入れて行っておりました。しかし嘔吐反射の強い方は苦しいものでした。
しかし口腔内スキャナーでは、お口の中を機械がスキャンすることで型取りが行えますので、これまでのような苦しさは一切ありません。
また口腔内スキャナーでは従来の型取りに比べ、高い精度でお口の中を読み取ることが可能です。これによって治療の精度も高くなります。